意外な物の意外な値段

かつて、ニキシー管という数字表示用の美しき表示デバイスが存在した。

これはネオンガスを封入したガラス管の中に
０から９までの数字の形をした電極が入っており、
それに電流を流すと「ぼー」と数字の形でオレンジ色に光るやつで、
真空管と同様にほのかな温かみを感じさせ、これが実に美しい。

しかし、発光ダイオードや蛍光表示管の登場により、
残念ながら昭和５０年代にはほぼ絶滅した。
(日本製は1986年に完全に生産停止、ロシアでは
90年代初頭までは作っていたらしいが、それ以降は不明)


つい最近まで秋葉原などでは、倉庫の奥から発掘された、
デッドストックの新品を１００個数千円程度で投げ売りされていて、
懐古趣味な自作派のあいだでは、これを購入して
レトロハイテクな時計などを製作するのが隠れた趣味だった。
（続く）

技術力のある人などは、超小型ニキシー管を使用して
腕時計を製作するツワモノまでいるぐらいだ。
http://www.amug.org/~jthomas/clockpage.html
http://www.takky.jp/ele/

ところが最近はこれに眼をつけたヤフオク転売厨がこぞって買い占め、
一個数千円もの値段をつけて暴利を貪るわ、
店のほうでも一個千円というボッタクリ価格をつけるわで、
ホントにそれが必要なニキシー管マニアはマジ切れ寸前、


関連スレ：現役のニキシー管
http://mentai.2ch.net/kikai/kako/976/976894128.html
http://science.2ch.net/test/read.cgi/kikai/1011284490/ Part2

JavaScriptを使ったニキシー管風時計表示
http://www.leapsecond.com/java/nixie.htm

>>973
そのニキシーのカシオ電卓、うちにあります
売ったら高いですか。

>>977
最近のヤフオク相場は知らないが、
完動品なら２万円以上、不動品なら数千円ぐらいだと思う。

骨董品屋に持っていく場合の相場は知らない。